クレーコート(クレイコート)は、土のテニスコートを言います。土質材料を固めたサーフェスをしています。
日本人がイメージする黄色い土=真砂土(ましゃど)のような土は、降雨後にぬかるみができますが、赤土は、多孔質な粒子の土であるため、水持ちと水はけのバランスが良く、ぬかるみができることが少ない特性があります。
クレーコートで開催される全仏オープン(フレンチオープン)が、降雨で中断してもすぐにまたプレイが再開できるのはこのためです。
テニスには、大きく4種類のコートがありますが、クレーコートが歴史が最も古いコートの種類です。全仏オープンが行われるローランギャロスは、もっとも有名な赤土のコートです。
日本でのクレーコートは、赤土よりも砂のコートに近いものが多いです。
クレーコートは、ヨーロッパに多いコートで、日本では比較的少ないです。
赤土であるクレーコートのメリットとしては、足や腰への負担が少なく、痛めることが少ないと
も言われています。ボールの弾み方も理想的な弾み方でスクロールラリーに適しています。
クレーコートは、グラスコート(芝のコート)と並んで、コートメンテナンスがかかるコートでもあります。
英語:clay court
読み:くれーこーと
別名:クレイコート、赤土のコート
“Rochusclub Duesseldorf” by Diane Krauss (DianeAnna) – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons