2018年の錦織選手は、グランドスラム、マスターズ、ATP500、ATP250の大会に出場予定です。あくまでも予定、予想ですので、変更になる場合があることご注意ください。
*シングルのみ
*デビスカップは除く
目次
1)ブリスベン国際(オーストラリア)ATP250
2018年12月31日~1月7日
コート:ハードコート
ATP250ながら、全豪オープンの前哨戦で顔ぶれは豪華。
錦織選手の2016年の成績:ビッグサーバのトミックに敗れベスト8。錦織選手は6年連続の出場で、ベスト4に3度進出している。
錦織選手の2017年の成績:準優勝(対戦相手:グリゴール・ディミトロフ17位)
優勝:グリゴール・ディミトロフ
6度目の出場で自己最高の決勝戦に進出するも、これまで3回戦い負け無しだったディミトロフにフルセットの末、惜敗。準優勝に終わる。
錦織選手の2018年の成績:怪我のため出場取りやめ
2)★全豪オープン(オーストラリア)グランドスラム
2018年1月15日~1月28日
コート:ハードコート
南半球唯一のグランドスラム
錦織選手の2016年の成績:全豪で自己最高に並ぶベスト8。優勝したジョコビッチに敗れる。
錦織選手の2017年の成績:ベスト16(対戦相手:ロジャー・フェデラー17位)
4回戦でフェデラーとファイナルセットまでもつれ込む名勝負を演じるも惜敗。シード1位のマレー、シード2位のジョコビッチがベスト8まで残れないという稀に見る波乱の全豪オープン。
錦織選手の2018年の成績:怪我のため出場取りやめ
ニューポート・ビーチ・チャレンジャー(米国・ニューポートビーチ)ATPチャレンジャー
2018年1月22日〜1月28日
コート:ハード
錦織選手の2018年の成績:初戦敗退
怪我からの復帰戦。ATPの下部大会に出場は、2010年11月のシャンペーン・チャレンジャー(アメリカ/シャンペーン、室内ハード、ATPチャレンジャー)以来 約7年ぶり。世界ランク238位のD・ノビコフ(アメリカ)にフルセットの末破れ、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。
RBCテニスチャンピオンシップス・ オブ・ダラス(米国・ダラス)ATPチャレンジャー
2018年1月27日〜2月4日
コート:ハード
錦織選手の2018年の成績:優勝(対戦相手:M・マクドナルド158位)
怪我からの復帰2戦目。順当に勝ち上がり決勝では、158位のM・マクドナルド(アメリカ)をストレートで下して優勝!ATPチャレンジャーでの優勝は、2010年11月のノックスビル・チャレンジャー(アメリカ)以来約7年ぶりであった。
3)ニューヨーク・オープン(ニューヨーク)ATP250
2018年2月12日~2月18日
コート:ハード
錦織選手の2016年の成績:出場なし(同時期開催のメンフィスオープンは優勝)
錦織選手の2017年の成績:出場なし(同時期開催のアルゼンチンオープンは準優勝)
錦織選手の2018年の成績:ベスト4(対戦相手:K・アンダーソン9位)
怪我からツアー復帰戦。準決勝まで勝ち上がるも、第一シードのアンダーソンに、フルセットの末惜しくも敗れる。ATPツアーに戻ってきた錦織の復活に期待が高まる。
4)メキシコ・オープン(メキシコ)ATP500
2018年2月26日~3月3日
コート:ハード
錦織選手の2016年の成績:ベスト16(相手:サム・クエリー37位)
まさかのベスト16でストレート負け。優勝は、ドミニク・ティエム。
錦織選手の2017年の成績:出場なし(同時期開催のリオオープンは初戦敗退)
錦織選手の2018年の成績:初戦敗退(相手:D・シャポバロフ45位)
怪我からの復帰後初となったマスターズ大会は、7-6 (7-3), 3-6, 1-6の逆転で敗れ去り初戦で散る。
5)BNPパリバ・オープン(米国)ATP1000
2018年3月8日~3月18日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:ベスト8。ラファエル・ナダルに敗れる。
錦織選手の2017年の成績:ベスト8(対戦相手:ジャック・ソック17位)
前年に引き続きのベスト8。ジャック・ソックのサーブに押され、初の準決勝進出はならず。
錦織選手の2018年の成績:棄権
体調不良のために棄権。
6)マイアミ・オープン(米国)ATP1000
2018年3月21日~4月1日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:ATP1000で、2014年のマドリードに続いて2度目の準優勝。優勝はノバク・ジョコビッチ。
錦織選手の2017年の成績:ベスト8(対戦相手:ファビオ・フォニーニ40位)
昨年準優勝だった錦織選手のホーム・マイアミオープン。惜しくも準々決勝で破れ、ベスト4進出ならず。
錦織選手の2018年の成績:3回戦(対戦相手:J・M・デル=ポトロ6位)
怪我から復帰し約7カ月ぶりに出場したATP1000の大会だったが、2-6、2-6のストレートで敗れる。7年連続のベスト16進出とはならなかった。2回戦では、3時間の死闘を制してATP1000の大会としては、10ヶ月ぶりの白星をあげていた。
7)モンテカルロ・マスターズ(モナコ)ATP1000
2018年4月15日~4月22日
コート:クレーコート
錦織選手の2016年の成績:出場せず。優勝はラファエル・ナダル
錦織選手の2017年の成績:出場せず。優勝はラファエル・ナダル
錦織選手の2018年の成績:準優勝(対戦相手:ラファエル・ナダル)
ATP1000マスターズの格にありながら、トップ30の選手への出場義務が唯一課せられていないモンテカルロ・マスターズ。全仏オープンの前に、マドリードとローマと2つの出場義務のあるマスターズが短期間にあるために、体力温存でここ数年は出場を回避していたモンテカルロだったが、怪我からの復帰後のゲーム数を増やすために2012年以来の出場(2012年は3回戦敗退)。チリッチ(世界ランク3位)、ズベレフ(世界ランク4位)といった難敵を退けて決勝まで進むも、王者ナダルに屈して準優勝。マスターズ初優勝が待たれる。
8)バルセロナ・オープン(スペイン)ATP500
2018年4月23日~4月29日
コート:クレーコート
錦織選手の2016年の成績:3連覇がかかりましたが、ラファエル・ナダルに破れ準優勝。
錦織選手の2017年の成績:出場辞退
バルセロナ入りして練習を開始するも、マイアミ・オープンで痛めた右手首は万全でなかったようで、ドロー表が決まった後に出場辞退を決定。2014年、2015年と連覇し、昨年は準優勝と相性の良い大会だっただけに無念の棄権となりました。錦織選手本人も「バルセロナ・オープンを欠場しなければならなくなり、本当に残念。言うまでもなく、これは僕のお気に入りの大会であり、ここには過去数年の非常にいい思い出がある」とコメントしました。
錦織選手の2018年の成績:2回戦途中棄権(対戦相手:ギリェルモ・ガルシアロペス69位)
前週のモンテカルロ・マスターズで準優勝の結果を残し、休みなく出場したバルセロナ・オープン。最初の試合となった第2セットの途中で棄権。右太ももなどに疲労による痛みがあり、今後続くビッグゲーム、マスターズ・全仏に備えて大事をとったかたちとなった。
9)マドリード・オープン(スペイン)ATP1000
2018年5月6日~5月13日
コート:クレーコート
錦織選手の2016年の成績:ベスト4。またもやジョコビッチに敗れる。
錦織選手の2017年の成績:ベスト16(対戦相手:ノバク・ジョコビッチ2位)
順調に駒を進めるも、準々決勝を前に、右手首の痛みが再発して、ジョコビッチ戦を前に棄権。2017年はケガに苦しむ試練のシーズンを迎えている。
錦織選手の2018年の成績:1回戦敗退(対戦相手:ノバク・ジョコビッチ12位)
今期決して調子の良くない元世界王者、ジョコビッチとの初戦も2−0のストレートで敗退。
10)BNLイタリア国際(イタリア)ATP1000
2018年5月13日~5月20日
コート:クレーコート
錦織選手の2016年の成績:ベスト4。ノバク・ジョコビッチの壁は大きかった。
錦織選手の2017年の成績:ベスト16(対戦相手:デルポトロ34位)
手首のケガが心配されるも強打デルポトロとの打ち合う。試合は敗退し準々決勝進出はならず。
錦織選手の2018年の成績:ベスト8(対戦相手:ノバク・ジョコビッチ18位)
世界ランク4位のディミトロフを破るなど、強い錦織が戻ってきたが、またもやジョコビッチの前に敗れる。ジョコビッチ戦は実に12連敗目。
11)★全仏オープン(フランス)グランドスラム
2018年5月27日~6月10日
コート:クレーコート
錦織選手の2016年の成績:雨に泣かされた全仏。雨の中断で流れが変わりベスト16で姿を消す。ジョコビッチが悲願の生涯グランドスラム達成。
錦織選手の2017年の成績:ベスト8(対戦相手:アンディ・マレー1位)
ケガに苦しむ2017年のシーズンで迎えたクレーのグランドスラム、全仏オープン。心配されたケガの影響は感じさせず自己最高に並ぶベスト8まで勝ち上がる。準々決勝の相手は、世界ランク1位のマレー。スロースタータの錦織選手には珍しく第一セットを見事なプレーで取得。あわやと思われたが、王者マレーの壁は高く無念の敗退。
錦織選手の2018年の成績:ベスト16(対戦相手:ドミニク・ティーム8位)
ケガからの復帰後、クレーシーズンで好調を維持して乗り込んだ全仏オープンも、同じくクレー巧者ティームの前に、2-6, 0-6, 7-5, 4-6で敗れ、昨年に続くベスト8ならず。
12)ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ)ATP500
2018年6月18日~6月24日
コート:グラスコート(芝のコート)
錦織選手の2016年の成績:2回戦を怪我のために棄権。
錦織選手の2017年の成績:2回戦途中棄権(対戦相手:カレン・ハチャノフ38位)
2回戦を怪我(左臀部の痛み)のために試合途中での棄権。まさかの3年連続ケガで棄権となってしまった。
錦織選手の2018年の成績:2回戦敗退(対戦相手:カレン・ハチャノフ36位)
198cmのビッグサーバに今年も2回戦でストレート負けで敗退。怪我から復活するも、芝シーズンでの戦いに不安を残した。
13)★ウィンブルドン選手権・全英(イギリス)グランドスラム
2018年7月2日~7月15日
コート:グラスコート(芝のコート)
錦織選手の2016年の成績:途中棄権で無念のベスト16。
錦織選手の2017年の成績:3回戦(対戦相手:ロベルト バウティスタ19位)
グランドスラムで唯一ベスト8に進出できていない全英オープンの壁は今年も高かった。1回戦は圧勝するも2回戦は辛勝。3回戦はダブルフォルトのミスが響いて敗れ去る。
錦織選手の2018年の成績:ベスト8(対戦相手:ノバク・ジョコビッチ21位)
ウインブルドン初のベスト8進出で、ラストエイトクラブの仲間入りするも、準々決勝で、天敵ジョコビッチとの対戦は3−1と敗退。実にジョコビッチ戦13連敗。ジョコビッチ攻略がグランドスラム制覇の鍵であることは間違いない。ちなみに、錦織を破ったジョコビッチが4度目の優勝を果たした。
14)シティ・オープン(ワシントンDC・アメリカ)ATP500
2018年7月30日~8月5日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:出場せず
錦織選手の2017年の成績:ベスト4(対戦相手:アレクサンダー・ズベレフ8位)
成長著しい20歳の強豪アレクサンダー・ズベレフに完敗し、ベスト4で散る。
錦織選手の2018年の成績:ベスト8(対戦相手:アレクサンダー・ズベレフ3位)
昨年の雪辱で望んだシティ・オープン。世界ランク3位まであげたアレクサンダー・ズベレフに第一セットを取得するも、フルセットの末に敗退。
15)ロジャーズ・カップ(トロント・カナダ)ATP1000
2018年8月6日~8月12日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:ジョコビッチに敗れるも、マスターズ3度目の準優勝。
錦織選手の2017年の成績:2回戦(対戦相手:ロベルト バウティスタ19位)
昨年準優勝、第5シードで出場するも、世界ランク22位のG・モンフィス(フランス)に逆転を許しまさかの初戦敗退。
錦織選手の2018年の成績:1回戦(対戦相手:ロビン・ハーセ39位)
世界ランク22位に落としたため、ノーシードでの出場となり1回戦から出場となったロジャーズ・カップ。ミスが続き、まさかの2年連続となる初戦敗退。得意のハードコートシーズンも厳しい戦いが続いている。
16)ウエスタン サザン・オープン・シンシナティ・マスターズ(シンシナティ・アメリカ)ATP1000
2018年8月12日~8月19日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:ブリスベンに続いてトミックに破れベスト16。
錦織選手の2017年の成績:欠場
第5シードで出場予定も、右手首の痛みで欠場することに。数日後、2017年の残りのシーズンの大会すべてを欠場することを発表。
錦織選手の2018年の成績:2回戦(対戦相手:スタン・ワウリンカ151位)
1回戦で、世界ランク37位の20歳新鋭アンドレー・ルブレフを退け、迎えた2回戦は、元世界ランク3位とはいえ怪我のため現在は151位まで世界ランクを落としているワウリンカ。序盤優勢もあるも、無念のストレート負けで敗退。
17)★全米オープン(ニューヨーク・アメリカ)グランドスラム
2018年8月27日~9月9日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:マレーを破りベスト4に入るも、ワウリンカに敗れる。ワウリンカはジョコビッチを破り優勝。
錦織選手の2017年の成績:欠場
錦織選手の2018年の成績:ベスト4(対戦相手:ノバク・ジョコビッチ)
2年ぶりの準決勝の対戦相手は、現在13連敗中のジョコビッチ。準優勝した2014年にジョコビッチを破った大会であるだけに待望の白星が期待されるもストレートで敗れる。女子では、大阪なおみ選手が優勝を果たし、男女通じて日本人初の4大大会制覇を成し遂げる。
18)モゼール・オープン(メス・フランス)ATP250
2018年9月17日~9月23日
コート:ハードコート
錦織選手の2018年の成績:ベスト4(対戦相手:マティアス・バッヒンガー166位)
通常は、USオープンの後は試合をしない錦織だが、ATPファイナル出場を目指して、モゼール・オープンに出場。順調に駒を進めるも、準決勝で166位バッヒンガーにまさかの敗退。
19)楽天ジャパン・オープン(東京・日本)ATP500
2018年10月1日~10月7日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:2回戦で左臀部の痛みのために棄権。
錦織選手の2017年の成績:欠場
錦織選手の2018年の成績:準優勝(対戦相手:メドベージェフ22位)
今大会オールストレートで決勝に進み、優勝間違いなしと思われた決勝戦は別人のようにミスを連発。4年ぶりのジャパン・オープン優勝を逃し、決勝戦での敗戦も実に8連敗となった。
20)上海・ロレックス・マスターズ(中国)ATP1000
2018年10月7日~10月14日
コート:ハードコート(室内)
錦織選手の2016年の成績:棄権
錦織選手の2017年の成績:欠場
錦織選手の2018年の成績:ベスト8(対戦相手:フェデラー2位)
2011年大会以来の4強入りを目指すも、フェデラーに敗れる。フェデラーとの通算成績でも2勝6敗となり、ジョコビッチ・フェデラーという強豪を倒す日が待ち遠しい。
21)エルステ・バンクオープン(ウィーン・オーストリア)ATP500
2017年10月22日~10月28日
コート:ハードコート
錦織選手の2018年の成績:準優勝(対戦相手:ケビン・アンダーソン8位)
絶好調で勝ち進み、決勝戦8連敗中をストップさせ、なんとか優勝が欲しかったが、ビッグサーバ、アンダーソンに敗れ去る。
22)BNPパリバ・マスターズ(パリ・フランス)ATP1000
2018年10月29日~11月4日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:地元の大声援を受けたツォンガに破れベスト16
錦織選手の2017年の成績:欠場
錦織選手の2018年の成績:ベスト8(対戦相手:フェデラー3位)
ATPファイナル出場がかかった年間最後のATP1000のパリ・マスターズ。3回戦では、ウィーン・オープン決勝で敗退したアンダーソンに勝利するなど順調に勝ち上がり、ベスト8の相手は、天才フェデラー。攻略が期待されるもストレートで敗退。フェデラー戦は、6連敗となり対戦成績は2勝7敗。ビッグ4の攻略が切に望まれる。
23)ATPワールドツアー・ファイナルズ(ロンドン・イギリス)
2018年11月11日~11月18日
コート:ハードコート
錦織選手の2016年の成績:3年連続出場で、2年ぶりのベスト4に輝く。
錦織選手の2017年の成績:出場ならず
錦織選手の2018年の成績:2年ぶりの出場も、準決勝進出ならず
初戦でフェデラーをストレートで破る健闘を果たすも、次戦のケビン・アンダーソンにはまさかの、0-6,1-6で敗退。2年ぶり3度目の準決勝進出が期待されたが無念の準決勝進出ならず。怪我から復帰の1年で、ATPファイナル出場で閉めた錦織選手。来年のATP1000、グランドスラム達成という悲願達成が待ち遠しい。